このaaには、文才の無さ、誤字脱字、またバディファイトやゲートルーラーに対する。自己研究、勝手な解釈、改悪、キャラ付けを含みます。
注意してお進み下さい。
俺の母さんは、所謂マイルドヤンキー世代で奔放な人だった、俺が小学生になる頃には、離婚して別の彼氏を見繕っていたしていた。
俺は家族の愛情ってのを掴めずにモヤモヤしていた
そんな時ハマったのが、カードゲームだった。
カードゲームは強いカードを多く持っていたほうが勝つ、母さんの新しい彼氏は、俺に気に入られようと会うたび好きな物を買ってくれた。『俺はカードをねだった』。たまに父さんに会うと好きな物を買ってくれた。勿論『カードをねだった』。
俺は簡単に資産で相手をブチのめせるから、
スカッとするためにカードにハマった。
そんな時アイツがカードを始めた。
アイツはカードを始めるとすぐに『運ゲー』で俺に勝ちやがった。俺は『勝つこと』が好きだったから
強いデッキを調べていたし、プレイングにも自信があった。
なのに一度だけかと思ったら、アイツに何度も『運ゲー』で倒された。
俺は『運ゲー』で負けるから『クソゲー』だと思っていた。
でも、何度も負けるうちいつの間か『勝つこと』ではなく『アイツと遊んでる時間』が楽しいことに気づいたんだ。
しかもアイツは一々勝負の度に、『礼』をする。勝負は相手が居るから出来るその相手に『礼』するんだそうだ。
無性にアイツにムシャクシャしたのは、俺が親からされなかった『説教』をアイツの行動がしてたからかもしれない。
それから暫くアイツとは疎遠になった。
俺は要領が良かったから、そこそこの勉強でそこそこの大学に入った。
大学生ってやつは、やることが有るやつは忙しいが暇なやつはトコトン暇だ俺はダラダラ時間だけを消費していた。
そんな時、『アイツがまた現れた』
知ってると思うけど、この世界は様々な異世界と繋がっていて、多種多様な魔物やら幽霊やら偉人やら怪物がやってくる。
アイツは、そんな怪物たちが起こす事件を解決する
『大人の仕事』を『子供の頃』から手伝っていた。
アイツのやっていた仕事はあくまで『事後対応』だ
どれだけアイツが頑張ろうと、事件は起き続ける。
アイツは自分のしてきた経験や体験を人間や怪物に話すことで、差別や偏見をなくし『認める心』を
広める活動をしたいと言ってきた。
失礼なことに、暇をしていている俺に白羽の矢がたったのだ。
俺は『嫌嫌』手伝う事にした。
アイツの公演は大人気になった。異世界からくる怪物との様々な体験の話、時に友情、時に戦い、公演はいつも満員御礼だ。
少しずつではあるがアイツに共感し応援してくれる人が増えてきた。
そんな折、アイツは今度は政治家になるとか言い出した。この世界を変えるには政治の世界で頑張らないと意味がない。とか言い出した。
俺はまたアイツを『嫌嫌』手伝う事にした。
子供の頃からの世界への貢献、世間体の良さからアイツは一発で選挙に通った。
アイツは真っ直ぐな性格だ好かれる人にはトコトン好かれるし嫌われる奴には、トコトン嫌われる。
俺は、再三政治家なんだから八方美人にしろとか、
正攻法だけでなく。『ルールに乗っ取った』外法を使えと言ったがアイツは全く聞く耳を持たなかった。
いつからアイツの周りから人が消えて行くようになった。
支援者ではなく一緒に政治の世界で戦ってきた仲間たちがだ。
アイツは何時だって『真っ直ぐ』だ。ハッキリ物を言うし一番最後まで働き、仲間たちを叱咤激励する。
仲間の一人が辞める時に、ボソッといった。
「貴方は人の心が分からない」
よりにもよって、ずっと世界の為に戦ってきたアイツにそう言った。
ポキッ
アイツの心が折れる音が聞こえた気がした。
アイツは強大敵の前でも怯まなかったしどんな苦境でも挫けなかった。
そんなアイツが仲間の一言で折れた。
俺は弱い人間だ努力は嫌いだし、楽な道を選びたいと常に思っている。アイツより辞めてく奴の気持ちのほうがよっぽど分かってしまう。
でも吠えてしまった。
「テメェにアイツの何が分かるんだよ」
俺はアイツの顔を見なかった。俺だったら見られたくないし俺も恥ずかしかったらから
アイツはそれから俺の話をよく聴くようになった。
強いだけでは、人心は扱えない真っ直ぐなだけではいつか折れてしまう。
そしてアイツは帝大臣になった。
俺はアイツの秘書をやってるスーツをビシッと決めて、カッコいい虎のブローチを着けてね。
完